すずこうだより2025 4月号 酒・米NO・280 令和7年

すずこうだより2025

月号 酒・米NO・280 令和7年

早いもので年が明けてから四分の一が終わってしまいました。

入園、入学、新社会人になられた方はおめでとうございます。

新しい世界が待っていて楽しさと、不安があり慣れるまでに

少し時間が掛かりますが、新人なりに楽しんでしまうことも

大切です。最近は若い人の取り合いでどの企業も頭を悩ませ

ています。世代交代もあり転換期の時期でもあるようです。

今月は大阪万博が4月13日から半年間、開催予定をしてお

りますが、完成されていない施設や税金の無駄使いで最初か

ら反対の声が多く、今までとは違う空気に包まれています。

前売りのチケットも余りに余っているようで、国民の関心の

無さが現れています。半年間も開催が続くのかも疑問が残り

ます。学生も修学旅行先に選ばれていますが、行きたくない

学生が多くいるようです。USJから変更の学校が多いようで

気持ちは分かります。今年はメジャーの開幕戦が日本で6年

ぶりに行われ、日本人投手の投げ合いで大いに注目を浴び盛

り上がりをみせてくれました。これを見た野球少年が将来、

メジャーリーガーになる子も現れてくることでしょう。野茂

英雄選手が渡米してから30年、このような日本人が活躍を

する時代が来るとは、誰も想像していなかったと思います。

最近では、全てのスポーツで日本人が上位に入ってくるよう

になってきています。それだけ世界のレベルに近づいてきて

いる証拠です。サッカー日本代表は、世界でいち早くワール

ドカップ出場を決めました。今から本戦がとても楽しみです。

今年度から高齢者雇用安定法が変わり、65歳までの雇用確

保の義務化が強化されて、65歳までの定年が引き上げられ

ます。働きたい方にはありがちことです。企業側にとっても

一から教えることもないのでお互いにメリットはあります。

 

酒屋の雑学134

日本最古のワイナリー

明治10年(1877)、祝村(現在の山梨県甲州市勝沼町)

に日本初の民間醸造場「大日本山梨葡萄酒会社」が設立さ

れました。ただ現在は残っていません。今現在、現存する

日本最古のワイナリーは、同じく勝沼町下岩崎にある

「まるき葡萄酒」になります。明治24年(1891)に

土屋龍憲によって創業されました。日本固有種であった甲州

ぶどうを使って日本ワインにこだわり、みずから勝沼葡萄酒

の開墾栽培の研究を行いました。甲州ぶどうが和食に合わな

いはずがない、理念でぶどうに明け暮れる日々を送り甲州

ワインの基礎のようなものを作り上げました。ワイナリー

には古酒が沢山、寝ています。中でも一升瓶で寝かせてある

ものもあり、珍しいです。見学もできますので勝沼に行った

時には立ち寄ってみて下さい。

 

三大神宮

諸説はありますが神宮と名乗れるのは伊勢神宮、鹿島神宮、

香取神宮になるようです。しかも関東地方に2つが存在し

ます。茨城県と千葉県、常陸国と下総国で利根川をはさん

で隣り同士です。直線距離で20キロ余りです。全国の鹿

島神社や香取神社の大本宮。現在は霞ヶ浦と北浦に分かれ

ていますが大昔はそこが海であったようです。どちらとも

創建は古く、神武天皇の時代まで遡るとされておりますが

書記に残されているのを見ると少なくても奈良時代以前に

存在していたことが確認されています。日本でも屈指の古

い神社です。鹿島神宮と香取神宮と対をなす存在とされ、

両社は東国(関東地方)「東国の二宮」とも呼ばれます。

古代の東国支配や軍事的拠点としての役割を担っていまし

。そこから両社は剣道や武術との結びつきが強く「鹿島の

剣」や「香取の剣」が生まれてきました。剣の神としても

信仰され、武士階級から厚い支持を受けていました。また

江戸時代には徳川家が両社を保護し、東国の精神的な支柱

と位置づけました。関東地方の発展に貢献してきた両社で

す。鹿島神宮の現在の本殿は1619年に徳川秀忠が寄進

したもので黒漆塗りの美しい建築模様です。国の需要文化

財にも指定されています。奥宮も徳川家康が1605年に

寄進したもので、本殿の裏手にあり、こちらも重要文化財

で、静謐な雰囲気が漂います。鹿島の名前の由来の鹿も飼

育されており神の使いとされており大切にされています。

奥宮の坂を下ると現れる御手洗池があり、湧水が沸いてい

て神秘的です。その中を錦鯉が悠々と泳いでいてとても癒

されます。各所にパワースポットも沢山あり訪れる方も多

ようです。一方の香取神宮も現在の本殿は1700年に徳川

幕府によって再建されたもので、黒漆塗りの美しい建築様式

です。こちらも国の重要文化財に指定されています。奥宮は

本殿の裏手にあり、静かな森の中にあり、神秘的な空気が感

じられます。そして館内には宝物館があり、古来より奉納さ

れた刀剣や鏡などの貴重な文物が展示されており、神宮の歴

史を垣間見ることができます。自然豊かな境内は、四季折々

の美しさで特に春の桜秋の紅葉も人気です。ただ鹿島神宮は

参道は平らな所が多いですが、香取神宮は坂が多く少し疲れ

ます。参道で売られているわらび餅が柔らかくて絶品です。

近くの道の駅、水の郷さわらでも買うことができます。1日

で両方を訪ねるのは自動車でしたら可能です。電車ですと少

し大変かもしれませんが、鹿島神宮へは直通のバスもありま

す。昔はそれだけ栄えていて権力があったのが伺えます。

剣の達人も多く輩出していて、江戸時代の徳川幕府からも

信頼も厚く一歩置かれていた存在だったのでしょう。

 

 

すずこう酒店

〒132-0022 東京都江戸川区大杉5-2-13

   TEL    03(3652)7700

    FAX    03(5607)8816

 E-mail:merlot@world.ocn.ne.jp

   Facebook: Facebook.com/suzukou1966

ホームページ:suzuko1966.com

Insuragram @suzukou_sake